腹が立つことで成功する?才能が見えてくる?
腹が立つことは一般的にネガティブなこととして捉えられます
そこには強大なエネルギーがあります
折角腹が立つといった嫌な思いをしたのなら、敢えて利用するのもありなのではないでしょうか?
はい、腹が立っているときに大人な人ほど、怒らずに済ませようとします
逆に腹が立った時は、きちんと腹が立った時の自分でいてもいいと思います
無理に感情を押さえつけてしまうのは、周りには良くても自分には、良くないのではと思います
怒り心頭な時、落ち着いて考えろと言われても出来ないのが普通の人です
以下は少し落ち着いて気が向いたら読んでみてください
腹が立つとか怒りの感情は、本来持ちたくないものです
しかし生きていると遭遇してしまいます
歩いていて転んだのと同様でアクシデントです
「転んだらタダでは起きるな」といった言葉があるように、転んだ時にしか見えない世界があります
腹が立った時も同様で、そんな時だからこそ、明確になるものもあるのではないでしょうか?
最近、本当の自分とは一体何者なのだろうかと悩む人も多いです
その人のレベルが低いとか、その人個人が悪いのとかでもなく、単に情報量が多すぎるのが原因だと思っています
具体的に自分の何が見えるのかといった部分をあげてみます
自分の才能が何なのかさまよう人は多いです
腹が立つ感情の中に妬みや嫉妬といったものがあります
・主役は私のはずなのに、何であの人が主役になるの?
・自分の方が絶対認められるはずなのに、何故認められないの?
・あんな人に負けるなんて悔しい
そんな感じのものです
そう思えるのはあなたにその才能があるということです
例えば、あなたがフェンシングの選手だったして、自分の方が上手いのに、自分より下手な人が選手として選ばれ、自分は補欠になったとした時、腹が立つといった感情が出るでしょう
しかし、フェンシングの才能どころか経験も実績もない私は何にも感じません
つまり自分もその才能があり、似たレベルや、興味がある位置にいるからこそ腹が立つのです
自分の才能が分からないといった人は、腹が立った時にそれが明確に見えています
怒りの感情に邪魔されて見えにくくなりますが、心の底では自分の才能に気付けるいい機会なのです
興味や才能のないことで腹が立つことはありません
腹が立った時は才能を見つけるチャンスだと思って下さい
自分のレベルと言うのは人間的なレベルです
人間的な成長度合いや器といった感じの物です
歳をとると例外を除いて穏やかになっていきます
それは様々な体験から、本来腹が立つ事も過去に体験し、その先を知っているからです
出来ないうちから無理にやることはないと思います
しかしそれも自己コントロールの一種であり、穏やかな日常を過ごしたいなら、なるべく回避するスキルはあった方が、いい人生を送れるのではないかとも思います
腹が立つといった感情を100といった数値で表したとして、100腹が立つを経験した人から見たら、10腹が立つは大したことではありません
その腹が立つまでの数値が大きくなるほど、成長している人なのだと思いますし、それが自分の器の大きさだとも思います
例をあげるとすると、30歳の大人が、3歳の子供の腹が立つのと同じ事で怒るでしょうか?
勿論人によります
それは人の成長具合は違うので、実年齢と精神年齢は違うからです
腹が立つ事が「おもちゃを貸してくれないから腹が立つ」といったレベルだったのか?それとも「人の命に関わるレベルだったのか?」
そんな風に客観視してみると、自分のレベルが分かります
残念ながら最近は、態々3歳児の喧嘩に紛れ込んで、30歳の理論で対抗し、勝手に腹を立てて、常にイライラしている人も多いように感じますが、もっと自分のレベルを大切にして、適切な怒り方をしても良いのではないかと思います
当たっているから腹が立つ
例えば私は太ってはいません
ですので、仮に「あなた太ったんじゃない?」と言われても何も感じません
しかし、自分で「最近ちょっと太ってきたかも!」と感じながら、一生懸命取り繕っているときに、同様に「太ったんじゃない?」と言われると、隠しているのに見破った相手に腹が立ちます
腹が立つというのは、当たっているからと考えてもいいと思います
自分が突かれたくない部分を突かれると、反射的に腹が立つ事も覚えておいてもいいと思います
心理学で腹が立つことについて、それに対応する態度が3ランクあり、3つのFとして現れると言われています
何か言われたりした時、人が取る態度でどれくらい動揺があるのか分かります
frieze
突かれると痛い部分を指摘された時、friezeとして固まります
誰しも経験があると思います
調子よく話していたら、「でも、それってこうだよね?」などと痛い部分を突かれたとき、固まってしまいます
fly
突かれると痛い部分を指摘された時、flyとして目が泳いだり動揺します
これは軽いパニック状態です
この状態くらいだと腹が立っても何とかやり過ごせるのではないでしょうか?
fight
最後がfightとして戦います
これは、これ以上踏み込まれると自分の立場が危ういと感じたとき、反射的に行います
恐らく怒るといった事をしてしまった時、守ろうとして戦ったのではないですか?
守るものは人により様々ですが、戦うといった行動に走るのは、自分にとってとても都合が悪いとか、とても大切にしているからこそといった部分があります
戦う事が悪いのではなく、それくらい自分にとって守るべきものや、大切にしていることが分かると考えると自分を把握しやすくなります
喜怒哀楽でいうと腹が立つは怒るということでネガティブに属します
ネガティブな事はないに越したことはありません
しかしエネルギーとして考えたとき、そこには強大なエネルギーがあります
誰かを幸せにしたいといったポジティブなエネルギーは素晴らしいですが、
見返してやる!などといった一見ネガティブなものの方が強大で行動します
もう下手だなんて言わせない!
ブログや動画サイトなどのコメント欄からも分かる通り
いいなといったポジティブな反応は、せいぜい「いいね!ボタンを押す」程度です
しかし、「一言言わせろ!」といった怒りに満ちたとき、人はコメントを書くといった行動や、更にエスカレートした「行動」を起こします
これは自分に対しても同様で、いつか綺麗と言われたいからダイエットしようといったタイプより、自分をふった相手に後悔させてやる!といった思いからダイエットに励む人の方が、成果を上げます
実はこういったネガティブな感情を上手く利用し、成功した人は多いです
そう考えると行動しない自分には、腹が立つといった体験はある意味チャンスになります
腹が立つ感情をうまく利用して成功した人は、歴史上にも数多くいます。
その中でも、特に有名な人物としては、以下のようなものが挙げられます。
スティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズは、アップル社の創業者兼CEOとして、世界的なIT企業を築き上げました。
彼は、幼い頃から不正や不平等に対して強い怒りを持っており、それが彼のモチベーションの源泉の一つになったと言われています。
例えば、彼は、IBM社がパーソナルコンピュータ市場を独占しようとしていることに怒り、アップル社でMacintoshを開発して、IBM社の独占を打ち破りました。
マザー・テレサ
マザー・テレサは、貧しい人々を救うために尽力した、ノーベル平和賞受賞者です。
彼女は、インドの貧民街で、病気や飢えに苦しむ人々を助けるために、一生を捧げました。
彼女は、貧困や不平等に対して強い怒りを持っており、それが彼女の慈善活動の原動力になったと言われています。
モハメド・アリ
モハメド・アリは、アメリカのプロボクサーとして、世界ヘビー級王者を3度獲得した、伝説的なアスリートです。
彼は、人種差別や戦争に対して強い怒りを持っており、その怒りをボクシングにぶつけて、数々の偉業を成し遂げました。
例えば、彼は、ベトナム戦争に反対して出兵を拒否し、ボクシングのライセンスを取り消されるという苦難を経験しましたが、それでもなお、人種差別や戦争に反対する活動を続けました。
有名な成功者を上げましたが、実は沢山います
腹が立つや怒りといったものはエネルギーが強いので、行動に直結します
成功者と言うと余裕を持っているように感じますが、原点はネガティブな感情だったことが多いです
入口はネガティブでも、段々と心の余裕が生まれ、周りも見えるようになったからこそ成功者になったのです
仮に成功し始めても、自分のことしか考えないままだと、人は離れていきます
物事で1から2に進むより、0から1に進む方が大変だと思っています
それは行動しているかどうかの違いで、し始めるのが一番エネルギーを使うと思うからです
そこが中々出来ずにとどまってしまう人も多いです
怒りのエネルギーは、そんなに頑張らなくても「行動」してしまうものです
ネガティブ要素が大きいので、そこだけに気を取られてしまいますが、自分自身を発見したり、成功への入口に立てるといったメリットもあるのではないかと思います
大半の人が抑え込もうとしたり、振り回されたりしますが、ほんの少し先を見れるようになると、メリットの部分も感じられ、長い目で見たときにポジティブな出来事に変えていけるのではないかと思います
腹が立った時にやってはいけないことです
これは腹が立っている最中もあるかも知れませんが、日ごろから意識しておいた方がいいことです
建前を外して言えば、腹が立っているのですから、冷静ではありません
傷つけてしまうことだってあると思います
だからこそ、やってはいけないこととして日ごろから意識しておいた方がいいと思うのです
3つのFで出たように、思わずきついことを言ってしまい、相手を傷つけてしまうこともあるでしょう
後悔したり、謝ったりすることもあるでしょう
それは経験で段々と改善されます
暴力的な事も同様です
しかしここで言いたいのは、傷つけるといったもっと大きな事です
これには自分自身も含まれると知ってください
相手を攻撃するのだけが傷つけるといった事ではありません
自分自身に対して、心の中で罵ったり、肉体的に傷つける事も同じ様に「傷つける」なのです
そのエネルギーを誰かにぶつけるのは「戦う」であったり「迷惑」です
その部分にばかり目が行きがちですが、自分に対して矛先を向けてしまうのも、デメリットでしかありません
傷つける方に使うのではなく、自分を再発見したり、前に進むエネルギーにしたり、矛先を考えてみても良いのではないかと思います
エネルギーとしてみたとき、同じ原子力でも、爆弾に使う人と、発電に使う人がいます
自分を責めるのは、爆弾として使い、それで自分を攻撃しているようなものです
エネルギーとして捉えると、有効な利用方法が考えられるのではないでしょうか?
腹が立つといった感情は無理に抑えなくていいと思います
それがエネルギーとしてあるなら、いいように使う
そんな考え方があっても良いのではないでしょうか?
生きていれば喜怒哀楽様々な感情が生まれるシーンに出くわします
いい時もあれば悪い時もあります
おこる物事に感情はありません
自分がどう捉えるかで人生は変わります
コップに入った水を「まだ半分もある」と捉えるか「もう半分しかない」と捉えるかは自由です
私たちはどっちを選択しても良いのです
今腹が立った事も、長い目で見たら、感謝に値することに変化するかも知れません
腹が立ってそれどころじゃない時だってありますが、メカニズムや、そこから得られるものを少し知恵として知っておくだけでも、人生は豊かな物に変わっていくのではないかと思います
こんなところまで読んでくれてありがと!