京都紅葉　大原　20201104

11月4日は関西ではまだ紅葉が青い。
ふと大原に行きたくなり丁度連休も開けたし紅葉前でいい感じではないかとふらっと行ってきた。

前に行ったのは何年前だろう？

20201104　紅葉

紅葉は多分来週くらいかな？

思い出と理由

紅葉のシーズンで関東から来た着物を着たおひとりさまとひょんなことから仲良くなり、一緒にご飯を食べに行ったのを思い出す。
紅葉シーズンはバスも混雑し結構時間がかかるイメージがあって、三千院付近しか見るところがないので行かなかったが、単に気持ちの上で本当にのんびりしたいと思った時、いつも行く箕面や京都でも街中ではなく、また新たな場所でもなく大原に行きたいと思った。

不思議なのだが最近法然上人さんの生き方とかに関する本を手にしたりしていて面白いと言うかとても気になる。

知恩院さんはよく行くけど大原ってまたいつか行けばいいやといった程度であまり候補にあがらなかった。
それが突然「大原に行きたい」と思ったので、いつものごとく突然あの神社に行きたいと思うのと同じ感じで行ってみた。

紅葉目的でもなく写真目的でもなく、単に行きたいと思った時
大体こんな時は後から意味が分かる。

行った場所と感じた事

今回は時間の関係もあって三千院と勝林院、音無しの滝だけ行ってきた。
三千院では結構のんびり過ごせてお茶も頂きながらそこの人と話せた。
コロナの影響で京都が本来の京都に戻りつつあるとも仰っていて確かにそうだと思った。
いつの間にか京都の観光地はやかましいしなぁと今回の様に静かに落ち着きたい時には無意識レベルで避けていたと思う。

往生極楽院本堂はこぢんまりしているのに一度上のお不動さんまで登ってからやっぱりもう一回行きたいと引き返してしまった。
間にあった弁天さんも良かったし石仏やお地蔵さんも良く座れるところが沢山あって静かに瞑想出来そうだった。
黄金のお不動さんも見て凄く力も貰った気がした。

「本当にのんびりしたい」がかなえられた気がした。

お茶を頂きながら話をして三千院だけで帰ろうかと思ったが、どうしても勝林院が気になり間に合いそうなので行くことにした。
他はもっと紅葉が綺麗な時期でいいと思う。

深い予備知識なしに行ったがほぼ貸し切りでいつまでもいられそうだった。
阿弥陀如来さんと紐が繋がっていてその紐を持つと繋がる事が出来る。

300円払ってこれといったものが無いので人によったら残念に感じるかも知れないが、自分にとってはボタンを押すと本堂に流れる声明がとても心地よく、有難かった。
そこで初めてそうか大原問答の場所だったと思い出した。

来いと言われていたのかもしれない。

バスの時間があったので音無しの滝だけ行ってみた。

結構な山だし特に何もないので誰もいなかった。
すぐに引き返したが夕日がとても綺麗でお盆の時に見た物凄い夕日を思い出した。

昔の人は極楽浄土に行きたいと願った。
音無しの滝に向かいながらふと今叶っているのはその昔に願ったからなのか？と感じたりした。
三千院にもあった殿様が座るような台座でも現代から見たら単なるぺらぺらの座布団といった感じで、過去の人から見たら夢の様なものを食べ、夢の様な手段や方法を使え、夢の様に長生きしている。
有難い以外の何物でもないはずだ。